「わたしは、天地の造り主(ぬし)、全能の父である神を信じます。」と始まる使徒信条は、紀元8世紀頃にまとめられました。しかし、使徒信条の原型となる「古ローマ信条」は、2世紀の後半には教会で用いられていたことが分かっています。「古ローマ信条」は洗礼志願者に対してなされた質問で、3つのことを「信じますか?」と問いかけるものでした。
- あなたは全能の父なる神を信じますか。
- あなたは、聖霊によって処女マリアから生まれ、ポンティウス・ピラトゥスのもとで十字架につけられ、死んで、三日目に復活し、死者の中からよみがえり、天に昇り、父なる神の右に座り、そこから来て、生きている者と死んでいる者を裁く神の子であるイエス・キリストを信じますか。
- あなたは聖霊と、聖なる教会と、体の復活を信じますか。
当時、異教からの改宗者が増大し、様々な異端的教えが教会に流入する中で、教会は正統な信仰の基本・真髄(キリスト教信仰とは何か)をコンパクトにまとめました。教会が聖書の示す正しい教えの内を歩めるように、代々の教会は使徒信条を告白し続けています。
使徒信条は第一に、三位一体の神を信じますと告白します。古代から現在まで異端とされる分派のほとんどは三位一体の信仰をゆがめて来ました。それは違うと告白します。
第二に、イエス・キリストが神と人の2つの性質を持つ1つの人格であること(二性一人格)を告白します。キリストが肉体をとって人となられたことを否定する教えや、キリストの神性(神であられること)を否定する教えを異端として退けます。
第三に、聖霊の神性を告白します。そして聖霊が聖徒の交わりとしての教会を生み出し、育ててくださることを信じ、告白します。
「使徒信条
わたしは、天地の造り主(ぬし)、全能の父である神を信じます。
わたしはそのひとり子、私たちの主(しゅ)、イエス・キリストを信じます。
主(しゅ)は聖霊(せいれい)によってやどり、おとめマリヤより生まれ、
ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬(ほうむ)られ、よみにくだり、3日目に死人のうちからよみがえり、天にのぼられました。
そして全能の父である神の右に座しておられます。
そこからこられて、生きている者と死んでいる者とをさばかれます。
わたしは聖霊(せいれい)を信じます。きよい公同(こうどう)の教会、聖徒(せいと)の交(まじ)わり、罪のゆるし、
からだのよみがえり、永遠(えいえん)のいのちを信じます。
アーメン
(『讃美歌21』より)
福井中央キリスト教会 【日本同盟基督教団】
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